Baba Seminar 2016

経済の本質を、歴史に求めよう




ようこそ馬場ゼミHPへ

当サイトは東京大学経済学部にある馬場ゼミのHPです。ゼミ選考についての最新情報や馬場ゼミについての情報をお届けします。

News



   
2/13 2016年度馬場ゼミHPオープンしました。
3/8 3/28開催の経済学部ゼミ合同説明会に参加します!詳しくはこちらをご参照ください
4/5 選考について情報を更新しました。馬場ゼミへの応募を検討していらっしゃる方はこちらを一度ご覧ください。
4/7 本日個別説明会を終了いたしました。残念ながら本日参加できなかった方も、お問合せフォームTwitterからご連絡いただければどんなことでもお答えしますので、お気軽にご連絡ください。
4/18 二次募集の実施が決定しました!まだゼミが決まっていない方も、ダブルゼミを考えている方も、ご応募お待ちしております
4/19 臨時説明会開催します!二次募集で馬場ゼミ応募するか迷っている人のために、ゼミ生となんでも話せる説明会を開きます。20日(水)の昼休みに経済学部ラウンジで行いますので、みなさんお気軽にお越しください。

About Baba Seminar




経済史・経済思想を
専門とするゼミ



突然ですが、経済とは一体なんでしょう?

このサイトをご覧になっているみなさんは、ある程度経済学について学んでこられたかと思います。ですが、「そもそも経済とは何か?」 「資本主義の意義とは?」「経済成長はなぜ目指さされなければならないのか?」このような問いについて考えたことは、意外とないのではないでしょうか?私たちがなんとなく 自明としている 経済や経済学の前提は、思いのほか自明ではないように思われます。マクロ経済やミクロ経済、金融などの方法論の以前に、経済学の前提・背景と向き合うのが、私たちが専門とする経済史・経済思想です。

馬場ゼミは、近代から現代にかけての歴史に沿って事象と事象の関連性・意義を分析しながら、各時代・各地域での経済の実態と、それに合わせて求められた経済学の意義を研究しています。 理論ではなく、ひたすら事象および、事象同士の関連性やその意義を追求し続ける点が馬場ゼミの特徴です。それを通して、「経済とはどうあるべきか?」「経済学や経済政策は何を目的とすべきか?」という未来の問いの答えをゼミ生と教授全員で考えます。 (こう書くとやたらと難しそうに聞こえますね笑)


適度にゆるいゼミ



専門は堅苦しく聞こえるかと思いますが、ゼミの雰囲気自体は非常にまったりしています!ゼミの時間は毎週3~4時間と平均よりやや少ないですし、馬場先生が優しく経済史について 丁寧に説明してくれますので、なんのプレッシャーもなくゼミに参加できます。飲み会もゆっくり楽しく飲む感じです。 そんなゆるい雰囲気がありつつも、講義自体は真面目に取り組みますので、ちゃんと勉強したいし やたらと負担がかかるゼミは嫌だという人にはぴったりです!


聴講だけじゃない
主体的に参加して学び合うゼミ



馬場ゼミの特徴はその講義スタイルにあります。基本は一冊の課題図書を数回にわたって全員で読み解く輪読形式で、毎週担当の3~4人が各々調べてきて課題図書の一部をゼミ生全員に解説していきます。 その後、馬場先生からさらに詳しい解説をいただき、適宜馬場先生に質問してさらに学びを深めます。 そして、最後に講義と関係する2つのテーマについてゼミ生同士でディスカッションします。

担当分の調査、馬場先生への質問、そしてディスカッションと、ただ座って聞くだけの講義とは一線を画した、参加型の講義が馬場ゼミの特色です。馬場先生の豊富な知識のインプットと、ゼミ生のアウトプット・フィードバックが、 ともに織り込まれたコンテンツになっています。

Theme




自由主義


今年の馬場ゼミのテーマは2つありますが、1つ目は「自由主義」です。

有名な議論では、夜警国家と福祉国家の対比にある自由主義の議論ですが、根本は国が制限する範囲と人々が自由意思をもつ範囲をどのように決めれば経済的合理性が最も保たれるかという命題が自由主義の議論の発端です。全ての人が効用最大化を目指せば自然と社会は良くなるのか、あるいは国という絶対的権力が富を再分配しなければ社会は保たれないのか。

近代以降の経済の歴史は自由を求める人々の動きと密接に関連してきました。そして今まさに、金融緩和を巡って議論が白熱しているように、自由主義経済の意義が再び大きく問われています。歴史を紐解き自由主義の本質を探ることは、今の経済を推し量る上でも非常に重要なことなのです。

題材ですが、バーリンやハイエク、ケインズ、サンデル、フリードマンなどの著作を予定しています。どれも名前だけなら聞いたことあるけど著作は読んだことがないという経済史の大家ばかりですので、この機会にじっくり輪読してみましょう。必ずみなさんの力になるはずです。


世界経済の歴史を巨視する


2つ目のテーマは世界経済史の俯瞰です。こちらのテーマは毎年扱っているもので、去年はジョヴァンニ・アリギの著書を輪読しながら世界経済の覇権について研究しました。

こちらのテーマは募集時には敢えて具体的には決めず、新ゼミ生が加入したのちに全員で話し合ってテーマを決定します。みなさんの要望が取り入れられますので、ぜひ扱いたいテーマを考えてみてください。

ちなみに、昨年度(2015年度)に扱った図書は、以下の『長い20世紀――資本、権力、そして現代の系譜』と『市場・知識・自由―自由主義の経済思想 』です。ご参考までに。

  • 『市場・知識・自由』

    国家主導の計画的な経済政策に疑問を呈し、市場経済=資本主義の関係の意味を自由主義的観点から考察しています。経済政策でむやみに介入するよりも、人々に自由に経済活動を行わせる方が、むしろ経済は発展すると主張しています。

  • 『長い20世紀』

    いわゆる「覇権」は、経済学的に見ると、イタリア→オランダ→イギリス→アメリカのように、「サイクル」として周期的に訪れると証明した著書。アメリカの「サイクル」とその次の「サイクル」はそれぞれどのようなものになるか、についてゼミで議論しました。




More Info...







Professor




豊富な知識を持ち
多方面から学びを与えてくれます


このゼミは、こちらの写真の馬場哲教授がご担当くださっています。馬場教授は経済思想や経済史については右に出る者がいないほど豊富な知識をお持ちです。どのようなテーマでも、それに関する歴史的事件や傾向と結び付けて、ゼミ生だけでは気づけない意義を教えてくださります。論文作成にも非常に協力的にお力を貸してくださり、当HP管理者もたびたび対面で論文のブラッシュアップをしていただいています笑 また、なんと経済学部の学部長でもいらっしゃいます。

仏陀とガンジーを足して
2で割らないくらい徳が高い方



馬場教授は経済史に精通なさっているだけではありません。まさに、仏陀の慈しみとガンジーの愛をあわせもっていられます!非常に優しくて穏やかな馬場先生に、きっとみなさんもまったりとすること間違いなしです(笑) だからこそ馬場ゼミも和やかな雰囲気でいられるのでしょう。

Selection



 

二次募集を実施します

募集人数:5名前後

ダブルゼミ:一次募集で他ゼミへの入ゼミが決まった方のご応募も受け付けます。

応募方法:教務課指定の締切までに、以下の書類を提出してください。

提出書類:応募用紙、成績証明書、志望理由と関心のあるテーマについてまとめた2000字のレポート(名前・学年・学科・学籍番号・Emailアドレスは必ず明記すること)

選考方法:原則として、提出書類のみで選考し、面接は実施しない予定です。



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